ノーリフティングケア
医療法人宇水会はノーリフティングケアに取り組んでいます
1.ノーリフティングケアとは
介護される側・する側双方において安全で安心な、抱え上げない・持ち上げない・引きずらないケアをノーリフティングケアと呼びます。
安全で安心な看護・介護を提供するには、身体の間違えた使い方を無くし、ご利用者の状態に合せて福祉用具を有効に活用し取り組む事が必要です。
福祉用具を使う事が目的でなく、双方の健康的な生活を保障できるケアを実践する事が目的です。
2.ノーリフティングケアの目的
ノーリフティングケアは重傷者に行うもの限定ではありません。福祉用具を使用するケア限定ではありません。
この取り組みは、持ち上げ・抱え上げ・引きずりなどのケアを廃止すること、そしてそれだけでなく、不良姿勢での作業など職員の身体に負担のかかる作業すべてにおいて見直しを図るものです。
3.守るべき「新・腰痛予防指針」
平成25年に「人力での抱え上げは、原則行わせない。リフトなど福祉機器の活用を促す。」と腰痛予防指針が19年ぶりに改定されました。
この改定は、「原則行わせない。」という言葉で読み取れるように管理体制を問われております。環境を整え教育として腰痛予防の必要性と抱え上げない技術を指導し働き方を変える事が必要だと考えられています。
医療・福祉職場における腰痛は全産業の中でもその割合は増加傾向にあり、職員を守る為に積極的に取り組みを進めていかなければなりません。
※上記1~3は、一般社団法人ナチュラルハートフルケアネットワーク作成
「ノーリフト®ケア 実践マニュアル」テキスト(発行・制作合同会社ナレッジソース)を参考に作成
【導入した福祉用具】